「たねのがっこう」改修工事


(2018年4月13日)

種保管室の内装がどうにか出来てきました。

左右が山と大きな川なもので、調湿と調温のためにプラスターボードを張ってから、自然木の赤身板を張っています。

現代資材を使えば、もっと簡単に管理しやすい部屋は作れるのですが、地元の木材を使うため、赤身の腐りにくい木材を使用してくれています。

流石に窓はサッシを使用していますが、床も自然木に自然塗料を使い、ドアは建具屋さんに、木材とガラスで組んでいただきました。写真は養生板が貼ってあるので、見えませんが。

この部屋をさらに守るために、これからこの部屋へのアプローチに壁とドアを設置します。これも自然木に自然塗料を使い、郡上八幡の面影を壊さないデザインを考えています。

大工さんのこだわりに強く同意し、工期が遅れてしまっておりますが、大工さんも僕の想いを強く感じてくれているので、お互いに手を抜けません(笑)。

4月後半にやっと冷蔵庫が入ります。お陰様で支援金を頂戴しているので、今回は新品の業務用冷蔵庫を入れることになりました。当初考えてたのは保冷出来る貯蔵庫でしたが、業務用冷蔵庫なので、温度管理がしっかり出来ます。

あとは種保管棚の設置とカウンターの設置を残しています。これも4月中に完成する予定です。

また、次に取り掛かったのは事務所の方の工事です。こちらも腐敗が激しく、床や壁材は全て剥がし、柱などを補強し、外壁を貼り直した後に、内装工事に入ります。

なかなか予定通りとはいきませんが、末長く、見守りください。


(2018年2月23日)

「たねのがっこう」校舎の入り口部分がほぼ完成しました。

この入口は江戸時代に作られた大戸という玄関が物置に残っていたことから、このドアを修復して設置し、江戸時代~明治時代の名残を保持するために、当時の建築方法を完全に再現いたしました。

ドアはこの大戸を使い、壁も本物の土壁を塗っています。この上に漆喰を塗るのですが、通常は現代の素材を使用してしまうところを、当時のまま、防虫剤などを使用しない天然乾燥の真竹を使い、そこに発酵した土壁を塗って作っています。

窓の格子も郡上市でよくみられる格子の形を、現代風ではなく、当時の建築法を再現して組みたてています。

壁板も、もちろん天然乾燥であり、郡上市の材木を天然塗料で仕上げています。

入口の内側はサッシとガラス窓を入れて寒さ対策、それと金属の筋違を入れて強度も守っています。まだまだ手つかずの場所がたくさんあり、いつ完成するのか全く分かりませんが、少しずつ完成していきたいと思っています。

是非ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

「たねのがっこう」に登録いただいた方の支援金を使用しての工事部分も進みだしました。

 

こちらは種の保管場所の工事です。種を保管する場所にふさわしいよう、壁も床も自然木を利用し、天然塗料、または無塗装で仕上げます。

 

ここに種の保管のための冷蔵庫、及び種を置く棚、種のデータを記憶するパソコンなどを設置します。

 

ここは「たねのがっこう」を訪れた方なら、誰でも出入りできます。また、ここで種を預けることもできるようにする予定です。


(2018年1月8日)

築140年の古民家の改修工事に入り、約半年が経過しました。現在、「たねのがっこう」の入り口となる部分の改修に入っています。全て自己資金で行う工事です。

 

ここは元々隣の建物が建っていて、長屋のように繋がっていましたが、その隣の建物を壊して、壁を作っています。

壁は本物と土壁と、郡上市の杉を天然乾燥した材木、同じく5年乾燥の真竹を使用しています。化学薬品は一切使用していません。


建物は郡上市独特の建築法を習い、できるだけ再現しています。土は現代風の珪藻土ではなく、本物の土壁。玄関のたたきも、半割の石を並べるこの地域独特の趣のあるスタイルで。もちろん塗装も天然塗料です。


古民家内の改修は終了しました。この工事はライフラインの引き込みから始まり、基礎部分の改修、屋根の張替、屋根の補修、キッチン、トイレ、バスの新設、板張りのリビングなどを作りました。

この工事の費用は、「チームまちや」様によるものです。この工事に関しては、住みやすさ、使いやすさなどを重視するために、近代的な作りとなっています。

「たねのがっこう」を利用する方々からは直接、目に触れる場所ではありませんが、古民家の色合いなどを重視した造りとなっています。


「たねのがっこう」の支援金による改修部分は、この左の絵の右下の部分のみになります。

 

古くて朽ちてしまいそうな部屋を、自然杉により全面板張りで、種の保管場所として改修します。

 

種の保冷庫、種を干す場所、種を並べる場所、受付などを作る予定です。工事費用は250万円を予定しています。工事開始は2018年2月で、3月中の完成を目指します。

種の保管部屋の図面です。カウンターを設置します。暗い写真は改修前の姿で、一切の電気がありません。古くはろうそくだけで過ごしていたのでしょう。この部屋と隣には、多くの古い道具が置かれていました。